Google

2007年7月12日木曜日

シュナイダー90ミリF6.3で接写する。




このレンズは、今から60年ほど前に生産されたレンズである。コンパクトで、計量のレンズで、このレンズの少し絞りが明るいものは、値段が高く、重い。もちろん、性能はいいのだが、ドイツ製のレンズは、極端にレンズの明るさが違うだけで、2倍、3倍の価格差が出てしまう。シュナイダーのレンズのアギュロンで、スーパーアギュロんではない。
カメラは、35ミリフルサイズのキヤノンイオス1DsMark2を使用している。
 スケールで写真の対象物が7ミリ程度の大きさが、真ん中にある写真で接写するとこの大きさになる。5ミリほどの大きさが画面いっぱいに写っているので、約5倍の拡大率で撮影されていることになる。アルカスイスの6×9のボディーはベンチレールさえあればいくらでも蛇腹を伸ばすことが出来るので、がさばるが、撮影していては楽しい。
 最近、ケーエフシーインターナショナルからケンコープロフェッショナル事業部に輸入代理店が変わり、アルカスイスが販売されるようになったが、高額のために部品すらも買える値段では無くなってしまった。それほど、大判カメラの需用が少なくなってしまったのだろう。
 あおりは、少し出来るが、カメラの本体のグリップの部分が突起しているために、接写リングを長くしなければいけないため、その影響であおり量は限られてしまう。

ニコン大型レンズ300ミリF5.6

ニコンの大型カメラ用レンズ300ミリf5.6のレンズをアルカスイスの6×9のフォーマットのカメラにつけて、フイルム部分のところに自作で改造したマウントにキヤノンEOS1DsMark2のデジタルカメラを付けて撮影してみました。
左の写真は、上記のシステムで撮影したもので、このレンズのイメージサークルが大きいレンズで、約四つ切りの画像サイズの大きさもカバー出来るレンズです。
 レンズは、シャープなレンズで、このときのレンズの絞りは5।6なのですが、画像のは奇麗に写っています。ただ、レンズの大きさが大きいので撮影するときは、動かすのに大変です。
 イメージサークルは大きいのですが、カメラの方のグリップ部分がレンズの接続部分より突起しているので、接写リングを付けて調整しなければならないので、その接続部分の分だけ、6×9のカメラであおったりする機能は少ししか使えません。
 ただ、このレンズでは、35ミリのレンズに換算すると望遠系のレンズなので、接写は出来ないのですが、広角レンズ系のものは、かなりの接写が出来るベローズとして使えますので、大変便利です。
 今では、昔各メーカーで出していたベローズや接写用のものは、数が少なくなって、キヤノンは、接写レンズのズーム専用のもので対応している様です。
 このシステムでは、遠景はから接写まで撮影出来るもので、300ミリとフィルム面から離れているので、望遠レンズとしての使用で来ます。
もちろん、三脚を使用しないとこのシステムでは撮影出来ませが、じっくりとアンティークな撮影を楽しむことが出来ます。
 ただ、ニコンも大型カメラのレンズから撤退してしまったので、中古のレンズを探して楽しむことしか国産レンズでは出来なくなってしまったのが残念です。